スマートニュースでは、オフィス内であればどこでも好きな場所で仕事ができます。従業員は用意された自分の固定席以外にも、カフェスペースや、ソファ席など、お気に入りの場所を見つけて働いています。 そんなオフィスの中でも、特に際立っているスペースがこちらのフリースタイルゾーン、略してFSZです。
渋谷区神宮前に、West OfficeとEast Officeの二つのオフィスを持つスマートニュース。FSZは、どちらのオフィスにも備え付けられています。
「フリースタイルゾーン」という名の通り、さまざまな従業員が、文字通りの「フリースタイル」で働いています。FSZに置かれているたくさんのビーンバッグは、パーソナルコンピューターの起源のひとつともいわれている「アルト」を開発したパロアルト研究所でも愛用されていました。パロアルト研究所は自由なスタイルで議論を行いながら、大きなイノベーションを生み出してきたようです。
“One Product, One Team”の哲学のもとでアプリ開発に励むスマートニュースのメンバーは、ビーンバッグのあるこのスペースでどのような格好で働いているのでしょう。今日は従業員のフリーなスタイルを紹介します。まずは、West OfficeのFSZにカメラを向けてみました。
PC熱対策もばっちり、うつ伏せスタイル
早速、面白い姿で仕事している従業員を発見しました。Infrastructureチームのエンジニアで、US向けの機能開発などを行なっている和田拓朗さんです。 和田さんは下記のようなエンジニアのリクルーティングイベントでも登壇しています。
様々なことに挑戦している和田さんの、フリーなスタイルがこちら。
──面白いポーズですね。
和田 この体勢は楽なんです。膝にPCをのせると熱くなるので、膝にPCを乗せないスタイルを模索した結果、このスタイルにたどり着きました。
──今は仕事モードですか? 休憩モードですか?
和田 FSZにいるときは完全に仕事モードです。特に採用系の資料を確認するときに、FSZにくることが多いです。大事な資料なので、デスクで開くと周りの人に中身が見えてしまわないか気になるんですよね。 休憩モードの時は、社内のカフェコーナーやNEWSSTANDにいます。ずっとデスクで仕事していると疲れるので気持ちの切り替えにもなります。
──FSZのお気に入りポイントを教えてください。
和田 フランクに議論ができるのがいいですね。壁がホワイトボードになっているので、ラフに話しているうちに議論が白熱したりもします。靴を脱いで楽な姿勢でいる分、会議室よりリラックスして会議ができるところも好きですね。
ビーンバッグを布団に、おやすみスタイル
West OfficeのFSZでは、会議が行われることも。会議終わりにくつろいでいる従業員を見かけたので、話しかけてみることにしました。2018年3月、amachangこと天野仁史さん(天野仁史さんの対談記事はこちら)と一緒に、カクテル株式会社からスマートニュースへ参画し、Product Managerを務めている水波桂さんです。
そんな水波さんのフリーなスタイルがこちら。
──おつかれさまです。なぜビーンバッグを抱いているんですか?
水波 重みがあるものをお腹にのせると気持ちいいんですよ。今ちょうど会議が終わったところなんですけど、風邪気味なのもあって少し眠たかったので、うとうとしてしまいました。寝転がるのが好きなんですよね。
──なるほど。
水波 しゃっくりが出た時は仰向けになると止まることが多いんですよ。
──初耳です。仕事でもFSZをよく使いますか?
水波 会議の時にはよく使います。会議室を使う時は予約が必要なので、予約しないでも使えるFSZに集まって話したりしています。複数の会議があると声が聞こえづらくなるのが難点ですけど、話したい時にサッと集まってすぐ話しこめるのがいいですよね。
お昼寝で自分のパフォーマンスを取り戻す
ランチタイムが終わる頃。East OfficeにあるFSZも覗いてみました。 すると……
パソコンを抱いたままお昼寝をしている従業員を発見。メディア事業開発部の山口亮さん(@d_tettu)です。 目覚めたタイミングを見計らって、お話を聞いてみました。
──おはようございます。気持ち良さそうな寝顔だったので写真を撮ってしまいました。よくお昼寝してるんですか?
山口 僕はどうしてもお昼寝が必要なんです。眠くなってしまう体質なので、5分くらいお昼寝して頭をすっきりさせてから業務に戻ったりしています。
──お昼寝以外でも、FSZを利用していますか?
山口 ここで仕事することも多いですよ。一箇所にじっとしているのが苦手なので、オフィスの中を自由に動いて、好きな場所で働いています。
様々なフリースタイルで働く
他にも、ビーンバッグを二つ使いしてベストな姿勢を維持する人や……
二つのビーンバッグに包まれて休憩する人……
中には、三つのアイテムを駆使する猛者も。
ぬいぐるみを膝に乗せている人もいます。
靴を脱いで仕事ができるFSZには、さまざまな従業員がつどっていました。ゆったりした体勢をとれるスペースがあることが、新たな技術開発に繋がっているのかもしれません。リラックスできる体勢や、集中力を発揮するためのスイッチ、休憩が必要なタイミングなどは、ひとそれぞれ異なります。フリースタイルゾーンは、自分にあった働き方を探すのに一役買っているようです。