流行りのアプリは「すぐに、すべて触ってみる」 エンジニア出身プロダクトマネージャのアプリとの向き合い方

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本記事は、2017年2月1日にWantedlyで公開したものを加筆修正して掲載しています。

こんにちは、スマートニュースのサンフランシスコオフィスで、プロダクトマネージャを担当している大石剛司です。サンフランシスコオフィスを軸にユーザのエンゲージメントを高めるための施策の担当をしています。

新卒で大手IT企業へ。アメリカ支社では英語を喋れない辛さを体験

1985年、高知県生まれです。はじめてインターネットを使ったのは中学生のころでした。純粋に「インターネットっておもしろいな」とのめり込んで以来、新しいテクノロジーへの好奇心や熱意は変わらずに高いままです。

大学からは東京へ。高校ではとにかく勉強をしたので「大学からは遊ぶぞー」ということで、テニサーに入ってすぐに標準語もマスターして……(笑)。しばらくは遊んでる時期が長かったのですが、これじゃまずいなってなって投資サークルや学生団体をはじめました。

新卒で入社したのは大手IT企業でした。面接のときに「エンジニアの特性がある」と言われたことをきっかけにプログラミングを始めて、入社後はエンジニアの部署に配属されました。成果を出せばそれに応じて挑戦できる環境だったので、とにかく結果を出すことにこだわっていました。

1年目の後半からは、エンジニア自身が企画を考えてプロダクトをつくるチームにアサインされました。この頃から「エンジニア自身がプロダクトを企画してつくる」というのは、自分にとってはあたり前のことだと考えるようになっていきましたね。

2年目からは、アメリカ支社に半分志願的に異動しました。ただ「友だちもいない」「英語も喋れない」という状況だったので精神的に辛かったですね。とはいえ、もともと「シリコンバレーで働きたい」と言い続けていたので、希望が叶って毎日エキサイティングな日々ではありました。

憧れのプロダクトを開発する、シリコンバレーのITベンチャーに転職

しばらくして、ヘビーユーザーで憧れていたプロダクトを開発する、シリコンバレーのITベンチャーに転職しました。転職せずに日本に帰国してアメリカでの経験を生かすことも魅力的でしたが、最終的に転職という決断をしたのは「アメリカでやっていく」という覚悟があったからでした。

実際入社してみて「完成されたシリコンバレーのイケてるベンチャー」という印象を抱きました。社内ツール系はほぼ完璧だし、カルチャーチームが社員のことを考えてくれていて、社員も超優秀な人ばかりでしたね。あと個人的には、憧れのプロダクトの新しい機能を常に試せる環境がとても嬉しくて……。新しい機能はすぐに触って試すのが好きなタイプなので、日々β版を使いながら知的好奇心を刺激できる幸せな環境でした。

そこで携わったのは、モバイルウェブやiOSアプリの開発です。自分が実際に使う機能の開発に携われたのは良い経験だったと思っています。大規模サービスがどのようにつくられているのか、理想のチーム構成はどのようになっているのかなど、4年間みっちり学ぶことができました。

「エンジニアの次のキャリア」を見据え、スマートニュースへ

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憧れの環境で4年働いたあとは、フリーのエンジニアになりました。知り合い経由でスマートニュースの社員と出会い、週3日リモートで広告チームの手伝いをすることに。ただスマートニュースの仕事をするうちに「この好きなプロダクトをもっと良くしていきたい」と思うようになりました。

「いつまでエンジニアとして仕事をしていくのか」も考えはじめていたタイミングだったこともあり、エンジニアの次のキャリアを見据える意味でも組織にどっぷり浸かり直そうと、スマートニュースへの転職を決意しました。

日米を代表するITベンチャーで働いたこともあって、スマートニュースに入社して「自分ができることがいっぱいあるな」と感じました。一方で、完成度の高い「SmartNews」というプロダクトを、当時数十名規模でやっている事実、つまり、各メンバーやエンジニアの能力の高さには衝撃を受けました。

流行りのアプリはすべてインストール。自分のものさしで徹底的に考え尽くす

エンジニアとして楽しさを感じるのは、モックに対してそれ通り実現できたとき。あとは「自分にしかできないことをできている」と実感できたときです。自分がいる世界といない世界でどれだけ差を出せるか、その価値を示せたときにワクワクしますね。

ただ、エンジニアからプロダクトマネージャになって、例えるならば戦う武器が変わってしまった。そんなとき、どうすべきか……。いきなりカンファレンスに行ったり本を読んだりすることではないのかなと。大事なのは、徹底的にプロダクトと向き合って、考え尽くすことだと思っています。

ひとぞれぞれやり方があると思いますが、自分の場合はとにかく「SmartNews」を触り続けました。プロダクトはつくっているひとが使わないと、課題は見えてきません。また、ニュースアプリをひと通りインストールして試してみたり、流行っているアプリのUI/UXを分析したりもしました。「なんでここにこのボタンがあるんだろう?」「想像した挙動のとおりに動くのはユーザーにとって良い体験だな」など、大なり小なり必ず新しい気づきや発見があるものです。

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地道なことですし、正解はありません。でも、だからこそ臨機応変に柔軟性をもって自分のやり方を確立していく必要があります。英語の勉強もそうなのですが、学べば学ぶほど、ネイティブのすごさに気がつきます。インプットを増やせば増やすほど、さらに高い壁が現れる。そうなったときに、どう考え、行動するか。24時間365日とは言いませんが、しっかり自分なりのものさしをもって、徹底的に考え尽くすことが大事だと思っています。

常にポジティブに前を向いて、一緒に考えられる人と働きたい

サンフランシスコは、はたらくメンバーもオフィス環境も、素晴らしいです。一方、日本とのコミュニケーションはまだまだ課題が多いのが事実。もっとうまくできると考えているので、今いろいろチャレンジしている最中です。ただ、午後は時差の関係で日本からメンションが飛んでこないので、毎日集中できる時間を持てるメリットもありますね。Slackのメッセージはすべて既読にしないと気になってしまって……あと、仕事と関係ないですがアプリアイコンのバッジもぜんぶ消さないと気になってしまうタイプです(笑)。

この会社で一緒に働きたいのは、個性的な人、変な人ですかね。そのうえ、向上心があって、やる気があって、常に前を向いている人は大歓迎です。課題が山積みになったときに、どうすれば物事を前に進められるか、それを一緒に考えていける人がいいです。スマートニュースは個性的でありつつ優秀な人が多い、とはいえ不完全な組織。そこがまた、改善できる余地があって魅力的だと思いますよ。

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