日・米・中のバックグラウンドを持つエンジニアが、スマートニュースで働く理由

日本とアメリカ合衆国、2つの国に複数のオフィスを持ち、両国でサービスを展開しているスマートニュース。とくにこの1〜2年、USでのグロースに力を入れており、2020年のアメリカ大統領統一選挙に向けて、より多くの人に、信頼できるニュースアプリとしてスマートニュースを愛用してもらおうと、日米で協働しながら、日々試行錯誤しています。

そのなかで中心的な役割を果たしているのが、サンフランシスコオフィス。「One Product, One Team」というポリシーを実現すべく、日米双方にまたがってプロダクト開発の最高責任者(Senior Vice President of Product)をつとめるジーニー・ヤン(Jeannie Yang)ほか、20人近い従業員が、勤務しています。多様なバックグラウンドを持つメンバーのうち、今回は2018年6月にジョインしたエンジニア、姚舜(YaoShun)にインタビュー。日・米・中3つのバックグラウンドを持つ彼が、スマートニュースで働く理由を聞きました。

f:id:smartnews_jp:20190521165215j:plain

“一騎当千”に思えた、スマートニュースのエンジニアたち

――姚さんがスマートニュースに入社したのは昨年の6月。中国出身ですが、日本で育った期間も長く、中国語・日本語・英語がしゃべれるんですよね。

両親とも中国人で、中国の北部にあるハルビンの出身です。2歳までハルビンにいて、中学に入るまでは日本で育ち、そこから中国に戻って、上海に住んでいました。父も母もエンジニアだったので、小さいころから自然と、自分もエンジニアになりたいと思ってましたね。 カリフォルニア大学バークレー校(UCバークレー)に合格して、渡米したのですが、当初は材料工学を専攻していました。そこからもっと直接ユーザーに届く製品にかかわりたいと思い、制御工学へと専攻を変え、さらに複数の企業でのインターンを経験して、機械学習に興味を持ったんです。そこでカーネギーメロン大学の大学院に進学してプログラミングを学び、スマートニュースに就職したという流れです。

――26歳ながら厚みがありすぎる経歴……。3つの言語を習得するのは、大変じゃなかったですか。

勉強は好きでしたし、新しい言語を習得することは自然なことでした。負けず嫌いで、自分が興味ある分野には、とことん集中できるんですよね。上海に住んでからは、上海中学校の国際部という、留学生が非常に多い環境で学んでいたので、それも恵まれていたと思います。コミュ力にも自信があります!(笑) 中学でボランティア部をつくって、地元の老人ホームを訪問する活動などもやっていました。

――SmartNewsについては、大学時代からのヘビーユーザーだとか。

2014年ごろに知って、ずっと日本版を使っています。地下鉄のような電波が入らないところでも、サクサクといろいろな記事がすぐに読めて、他のニュースアプリにはない快適さでした。軽快な動作って、ニュースアプリとしてものすごい強みだと思います。ひとつの画面にたくさん記事があって、その日のいろいろな情報をすぐに手に入れられるのもいいですよね。

f:id:smartnews_jp:20190416141400j:plain

――スマートニュースへの入社の決め手となったのは、なんですか。

ぼくは将来的に起業したいとずっと思っているんですが、まずは会社に入って経験をしっかり積みたいと考えました。大学時代のインターンではいくつかの大企業に行かせてもらったんですが、その結果、スタートアップのほうが、いろいろな経験ができて、会社にインパクトが出せる仕事を任せてもらえるなという思いが強くなりました。そのタイミングで、知人が日本のスマートニュースにジョインし、オフィスを見学させてもらえる機会があって。そこで前田さん(現Vice President of Ad Product 前田俊太郎)をはじめとしたエンジニアのみなさんとお話ししたんですが……もうめっちゃ“一騎当千”という感じだったんですよ。

――本人たちが聞いたら、めちゃくちゃ喜ぶだろう四字熟語だと思います。

ちょっと話しただけでも、高いエンジニアリング能力を持つ人たちが集まってるのが伝わってきたんです。この密度で、こうした人たちとかかわれる会社は素晴らしいなと思って、アメリカに帰ってから正式に応募し、面接やコーディングテストを経て、内定が決まりました。

個人の裁量と、組織の一員としての実感と

――現在、スマートニュースではどのような仕事をしているのでしょうか。

エンジニアリングチームで機械学習にかかわっています。US版のアプリでのユーザーエンゲージメントを高めるために、プッシュについての改善を重ねているところです。USのエンジニアだけでなく、日本にいるエンジニアとも連携しながら、日々の仕事を行なっています。 入社前に感じたように、みなさん自分のやっている仕事を深く理解しているし、話しているぼくの意見もきちんと聞いてくれます。一緒に働いていて、とても楽しいです。

――1日のタイムスケジュールはどんな感じ?

フレックス制なんですが、9時半くらいに出社して、18時には終業になるイメージですね。日本との会議が入っている人などは、時差の都合上、夜遅くにリモートで参加しているようです。ぼくは経験が浅いので、帰った後や休日も、いろいろ時間をつくって勉強をしていますね。

――1年いるなかで雰囲気が変わった点はありますか?

昨年9月にジーニーがジョインしてから、一層スムーズに仕事が回るようになりました。Decision Making(意思決定)が早くなったので、ABテストなどもすぐに回せるようになりましたし、日本とUSのメンバーが、もっと連携して仕事ができるようになったんです。

――日本とUSにまたがっての開発ということで、時差の話もありますが、コミュニケーション上の苦労もあるんじゃないでしょうか?

苦労はしたことがないですね。SlackでもGoogleハングアウトでもこまめに連絡がとれますし、仕事はすべて遠隔でもやりとりできますし。みなさん、すごく接しやすいです。自分たちの仕事に対するプロ意識がある人ばかりなので、気がつくと、サービスの改善策や、どうやったらもっと良い会社にできるかという話に自然となっていって、とても刺激を受けます。 非常にオープンなSlackカルチャーがあるのもすごく良くて。どうでもいい話をするための「#doudemoii」チャンネルとか、ぼくもこっそりチェックしてます(笑)。USメンバーがつくったチャンネルだと「#where-is-chikyukun」がお気に入り。スマートニュースのマスコットキャラである「地球くん」をいろいろなところに連れて行って、その写真をアップするというチャンネルです!

f:id:smartnews_jp:20190416151138p:plain

――和気藹々としていて、いいですね!

ただやはり、日本オフィスのほうが圧倒的にエンジニアの数が多いので、サンフランシスコで働いていると、雑談の機会はちょっと少ないんですよね。「こんな些細な問題を遠隔でわざわざ質問しても大丈夫だろうか?」と気を使うこともあります。日本オフィスに出張に行くと、ニューススタンドの周辺に必ず誰かしらエンジニアがいて、意見交換しやすいのはうらやましいです。また日本に行きたい!

――アメリカに住んでから、8年近く経ったかと思います。カルチャーギャップはありましたか?

自分ではコミュ力が高くアクティブなつもりでいたんですが、アメリカの人たちはもっと高いので、最初は面食らいました(笑)。人種も生活背景もまったく違う、いろいろなバックグラウンドを持っている人がたくさんいて、当然価値観も違う。そういう人たちとどう付き合っていくか、理解していくかを常に考えられる環境には、とても刺激を受けています。

f:id:smartnews_jp:20190416141957j:plain

――スマートニュースのメンバー以外だと、どんな交流がありますか?

日本人コミュニティや、中国人学生コミュニティに出入りしてますね。次のステップの話とか、もっと上に行きたいみたいなことを口に出す人もいる。投資家にプレゼンするイベントなどもよく行われてますね。現状に満足していない感じの人が多くて、それも良い環境だなと思ってます。 ぼくももう少し、交友関係を増やしたいとは思っていて。今は勉強に時間を割いているのですが、もっと時間を効率よく使って、別分野のエンジニアとか、別のバックグラウンドの職種の人とかと会っていきたいんですよね。機会はたくさん転がってるんですけど、自分から探しにいかないといけないんで、もっと頑張りたいです。

――スマートニュースに関心がある人へ、メッセージをお願いします。

人数もどんどん増えていて、いい意味で大きく変化し続けている会社です。やれる分野が広く、新しいことにチャレンジできるので、勉強の機会が多いですね。自立して考えることもできるし、熟練のエンジニアにコードレビューやアドバイスをもらうこともできる。 エンジニア以外の人と話すのもとても楽しいです。先日日本に行ったときは、広告セールスチームと飲みに行って、広告についての話をたくさん聞けました。日米あわせてのCompany All Hands(全社会議)でも、メディア事業開発チームの話など、さまざまなチームの話が聞けて、いいなと思います。個人の裁量が大切にされつつ、自分が大きくなりつつある組織の一員だと感じられるのが、スマートニュースの強みだと思います。

f:id:smartnews_jp:20190416141625j:plain

――ありがとうございました!